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条例第37条から第54条 つくば市 | 建築基準条例・建築関係例規

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Academic year: 2018

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(1)

第 8 節

興 行 場 等

( 適 用 の 範 囲 )

第 3 7 条 こ の 節 の 規 定 は , 劇 場 , 映 画 館 , 演 芸 場 , 観 覧 場 , 公 会 堂 又 は 集 会 場 ( 以 下 こ の 節 に お い て 「 興 行 場 等 」 と い う 。) の 用 途 に 供 す る 部 分 を 有 す る 建 築 物 に 適 用 す る 。

[ 解 説 ]

(1) 法 別 表 第 1( 一 )項 に お い て ,不 特 定 多 数 の 者 が 高 密 度 な 状 態 で 使 用 す る も の で 客 席 , 舞 台 な ど を 設 け た 施 設 と し て , 劇 場 , 映 画 館 , 演 芸 場 , 観 覧 場 , 公 会 堂 , 集 会 場 が 規 定 さ れ て お り , こ れ ら を 総 称 し て 「 興 行 場 等 」 と 定 義 し 本 節 の 規 定 を 適 用 す る 。

な お ,「 集 会 場 」 は , 不 特 定 多 数 の 者 が 多 目 的 に 利 用 で き る 施 設 で あ る こ と か ら , 集 会 の 用 に 供 す る 一 室 の 床 面 積 が 2 0 0 平 方 メ ー ト ル を 超 え る も の 又 は 集 会 の 用 に 供 す る 室 で 固 定 席 を 有 す る も の に つ い て は 本 節 の 規 定 を 適 用 す る も の と す る 。

ま た , 事 務 所 の 大 会 議 室 , ホ テ ル 等 の 大 会 議 室 等 , 寺 の 本 堂 等 , 斎 場 ( セ レ モ ニ ー ホ ー ル ), 結 婚 式 場 , デ パ ー ト の 催 事 場 , 図 書 館 の 視 聴 覚 室 等 で 固 定 席 を 有 す る も の に つ い て は , そ の 使 用 形 態 に よ り 「 興 行 場 等 」 と し て , 本 節 の 規 定 を 適 用 す る こ と が 望 ま し い 。

(2 ) 「 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 」 と は , 一 つ の 建 築 物 が 一 つ の 興 行 場 等 だ け で 成 り 立 っ て い る 場 合 の 建 築 物 全 体 に 相 当 す る 範 囲 を 指 す も の で あ る 。 す な わ ち , 一 つ の 客 席 部 に 対 し て , こ れ に 附 属 す る 客 用 の 廊 下 ・ ホ ワ イ エ ( ロ ビ ー )・ 内 部 階 段 ・ 売 店 等 の い わ ゆ る 表 回 り の 諸 施 設 と , 舞 台 及 び こ れ に 附 属 す る 舞 台 回 り の 諸 空 間 や 楽 屋 ・ 稽 古 場 等 の い わ ゆ る 裏 回 り の 諸 室 を 含 ん だ 一 団 の 範 囲 を 意 味 す る 。 そ し て , 一 つ の 建 築 物 に 複 数 の 興 行 場 等 が 設 置 さ れ た り , 店 舗 な ど 他 の 用 途 と 複 合 し て 設 置 さ れ る 場 合 に は , 原 則 と し て 一 つ 一 つ の 興 行 場 等 ご と に 「 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 」 の 区 画 が つ く ら れ る も の と 考 え る 。

(2)

( 客 席 の 定 員 の 算 定 方 法 )

第 3 8 条 こ の 節 に お い て , 興 行 場 等 の 客 席 の 定 員 を 算 定 す る 方 法 は , 次 に 定 め る と こ ろ に よ る も の と す る 。

( 1) 個 人 別 に 客 席 が 区 画 さ れ た い す 席 を 設 け る 部 分 に つ い て は , そ の い す 席 の 数 に 対 応 す る 数 値 と す る 。

( 2) 長 い す 式 の い す 席 を 設 け る 部 分 に つ い て は , そ の い す 席 の 幅 を 4 0セ ン チ メ ー ト ル で 除 し て 得 た 数 値 と す る 。

( 3) い す 席 の 配 列 形 態 が 特 定 で き な い 部 分 に つ い て は , そ の 部 分 の 床 面 積 を 0.4 5平 方 メ ー ト ル で 除 し て 得 た 数 値 と す る 。

( 4) ま す 席 そ の 他 の 座 り 席 を 設 け る 部 分 に つ い て は , 座 り 席 の た め に 用 意 さ れ た 1 の 区 画 ご と の 床 面 積 を 0.3 平 方 メ ー ト ル で 除 し て 得 た 数 値 と す る 。

( 5) 立 ち 席 を 設 け る 部 分 に つ い て は , 立 ち 席 の た め に 用 意 さ れ た 1 の 区 画 ご と の 床 面 積 を 0.2 平 方 メ ー ト ル で 除 し て 得 た 数 値 と す る 。

2 前 項 第 2 号 か ら 第 5 号 ま で の 規 定 に よ り 算 定 し て 得 た 数 値 に 1 未 満 の 端 数 が あ る 場 合 は , そ の 端 数 を 1 に 切 り 上 げ る も の と す る 。

[ 解 説 ]

興 行 場 等 の 客 席 の 定 員 の 算 定 は , 平 成 3 年 1 2 月 1 1 日 付 住 指 発 第 5 5 9 号 の 「 興 行 場 等 に 係 る 技 術 指 針 」 を 基 に 客 席 の 態 様 に 応 じ て そ れ ぞ れ 算 定 す る も の と し た 。

(1) い す 席 は , 床 に 固 定 す る こ と が 多 い の で , そ の 配 列 に よ っ て 算 定 す る 。 客席部

à 興行場等の用途 á à á

に供する部分 共 用 他の用途に

スペース 供する部分

客席部 客席部

興行場 等の用途

に供する部分

à á à á

(ホワイエ)

ã

(3)

舞 台 の 使 い 方 に よ っ て 座 席 の 配 列 が 変 化 す る 興 行 場 等 も あ る が , そ れ ぞ れ の 配 列 に 対 し て 座 席 が 固 定 で き る こ と が 望 ま し い 。 固 定 で き な い 場 合 で も 基 本 的 な 配 列 が 何 種 類 か 予 定 で き る 場 合 に は , そ れ ぞ れ の 配 列 に 対 し て 定 員 を 算 定 し て 通 路 ・ 出 入 口 等 の 規 定 に 対 応 さ せ , 最 大 定 員 と な る も の を 採 用 す べ き で あ る 。

(2 ) 長 い す 式 の い す 席 は , 各 長 い す の 長 さ に よ っ て , 一 人 当 た り , 4 0セ ン チ メ ー ト ル と し て 算 定 す る 。

(3 ) 実 験 劇 場 な ど で 座 席 が 固 定 で き ず , 基 本 的 な 配 列 が 示 せ な い 場 合 や , 座 席 を 床 に 固 定 し な い ボ ッ ク ス 席 な ど い す 席 の 配 列 形 態 が 特 定 で き な い 場 合 に は , 各 区 画 ご と に 床 面 積 に よ っ て 一 人 当 り 0. 45 平 方 メ ー ト ル と し て 算 定 す る ( 床 に 固 定 し な い ほ う が 定 員 が 多 め に 算 定 さ れ る )。 こ の 場 合 の そ の 部 分 の 床 面 積 と は , 通 路 に な る 部 分 を 含 め た も の で あ る 。

〔 い す 席 の 算 定 例 〕

仕 切 の あ る 椅 子 の 場 合 は 椅 子 の 数 の 数 値

仕 切 の な い 長 椅 子 の 場 合 は 椅 子 の 長 さ を 40 ㎝ で 割 っ た 数 値 〔 例 〕 長 椅 子 が 5 m の 場 合

50 0㎝ ÷ 40 ㎝ = 12.5 13 席 と な る 。

椅 子 の 配 列 が 特 定 で き な い 場 合 は , 客 席 部 分 ( 通 路 部 分 も 含 む ) の 床 面 積 に 0. 45㎡ で 割 っ た 数 値

〔 例 〕 床 面 積 300 ㎡ の 場 合

300 ㎡ ÷ 0.4 5㎡ = 66 6.67 667 席 と な る 。

( 4 ) ま す 席 等 に お け る 座 り 席 は , 当 該 一 区 画 ご と に そ の 床 面 積 を 0 . 3 平 方 メ ー ト ル で 除 し た 数 の 合 計 を 定 員 と す る 。 こ の 場 合 の 区 画 ご と の 床 面 積 と は , 区 画 間 の 通 路 部 分 は 除 い た も の で あ る 。

〔 ま す 席 の 算 定 例 〕

ま す 席 1 席 あ た り の 寸 法 を 1. 5m × 1. 5m と 想 定 し た 場 合 ま す 席 1.5m × 1.5m = 2 .25 ㎡ が 30席 の 場 合

2.2 5÷ 0.3= 7. 5 8 人 と す る と , 8 人 × 30 席 = 2 40席 と な る 。

(5 ) 立 見 席 に お け る 立 ち 席 は , そ の 範 囲 を 特 定 し , そ の 床 面 積 に よ っ て 定 員 を 算 定 し な け れ ば な ら な い 。

〔 立 ち 席 の 算 定 例 〕

立 ち 見 席 の 床 面 積 250 ㎡ の 場 合

(4)

第 2 項 は , 第 1 項 第 2 号 か ら 第 5 号 で 算 定 し て 得 た 数 値 に 1 未 満 の 端 数 が 出 た 場 合 の 処 理 に つ い て 設 け ら れ た 規 定 で あ る 。1 未 満 の 端 数 が 出 た 場 合 切 り 上 げ る こ と と し て い る 。ま た , い く つ か の 区 画 に 分 か れ て い る と き は , 各 区 画 ご と に 除 し た 数 値 の 端 数 を 切 り 上 げ た も の を 合 計 す る も の と す る 。

( 敷 地 と 道 路 と の 関 係 )

第 3 9 条 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 を 有 す る 建 築 物 の 敷 地 は , 客 席 の 定 員 の 合 計 に 応 じ て , 次 の 表 に 掲 げ る 幅 員 以 上 の 道 路 に 敷 地 の 外 周 の 長 さ の 7 分 の 1 以 上 が 接 し な け れ ば な ら な い 。 た だ し , 建 築 物 の 周 囲 に 広 い 空 地 が あ る 場 合 又 は こ れ と 同 様 の 状 況 に あ る 場 合 で , 安 全 上 支 障 が な い と 市 長 が 認 め る と き は , こ の 限 り で な い 。

客 席 の 定 員 の 合 計 幅 員

400 人 未 満 4 メ ー ト ル

400 人 以 上 1 ,00 0人 未 満 6 メ ー ト ル

1,0 00人 以 上 8 メ ー ト ル

[ 解 説 ]

興 行 場 等 は , 不 特 定 多 数 の 人 が 開 場 及 び 終 演 時 に 集 中 す る こ と か ら , 平 常 時 の 混 雑 の 緩 和 及 び 非 常 時 の 避 難 の 安 全 上 の 観 点 か ら , 敷 地 が 接 す る 道 路 の 幅 員 と , そ の 道 路 に 接 す る 長 さ を 規 定 し た も の で あ る 。 な お , こ こ で い う 道 路 と は ,( 以 下 こ の 節 に お い て 同 じ ) 法 第 4 2 条 第 1 項 の 規 定 に よ る も の で あ る 。

表 の 「 客 席 の 定 員 の 合 計 」 と は , 1 つ の 建 築 物 内 に 2 以 上 の 興 行 場 等 が あ る 場 合 は , そ の 合 計 と な る 。 な お , た だ し 書 は , 第 22 条 第 3 項 第 2 号 と 同 様 の 趣 旨 で あ る 。

(5)

( 前 面 空 地 及 び 前 面 通 路 )

第 4 0 条 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 を 有 す る 建 築 物 の 主 要 な 出 入 口 の 前 面 に は , 客 席 の 定 員 の 合 計 に 応 じ て , 次 の 表 に 掲 げ る 間 口 の 幅 , 奥 行 き 及 び 高 さ の 空 地 を 設 け な け れ ば な ら な い 。

空 地

客席の定員の合計

間 口 の 幅 奥 行 き 高 さ

400 人 未 満 主 要 な 出 入 口 の 幅 3 メ ー ト ル 以 上 3 メ ー ト ル 以 上 の 2 倍 以 上

400 人 以 上 1 ,000 人 未 満 主 要 な 出 入 口 の 幅 4 メ ー ト ル 以 上 3 メ ー ト ル 以 上 の 2 倍 以 上

1,0 00人 以 上 主 要 な 出 入 口 の 幅 4.5メ ー ト ル 以 上 3 メ ー ト ル 以 上 の 2 倍 以 上

道 路 A 道 路 A

a a

d 敷地 b

d 敷地 c 道

c 路

B b

道 路 B

道路A,Bとも幅員が規定以上の場合 1

a+b ≧ (a+b+c+d)

道路Bの幅員が規定に満たない場合 1

a ≧ (a+b+c+d)

(6)

2 前 項 の 空 地 ( 以 下 こ の 項 に お い て 「 前 面 空 地 」 と い う 。) は , 道 路 又 は 公 園 , 広 場 そ の 他 の 安 全 上 支 障 が な い 空 地 ( 以 下 こ の 項 に お い て 「 道 路 等 」 と い う 。) に 接 し な け れ ば な ら な い 。 た だ し , 前 面 空 地 か ら 道 路 等 に 通 じ る 通 路 ( 以 下 こ の 項 に お い て 「 前 面 通 路 」 と い う 。) で 次 に 掲 げ る 要 件 に 適 合 す る も の を 設 け る 場 合 は , こ の 限 り で な い 。 ( 1) 前 面 通 路 の 幅 ( 2 以 上 の 前 面 通 路 を 設 け る 場 合 は , そ の 幅 の 合 計 ) は , 前 面 空 地 の

間 口 の 幅 と し て 必 要 と さ れ る 幅 以 上 と す る こ と 。

( 2) 2 以 上 の 前 面 通 路 を 設 け る 場 合 に は , そ れ ぞ れ の 前 面 通 路 の 幅 は , 2 メ ー ト ル 以 上 と す る こ と 。

[ 解 説 ]

本 条 は , 第 23 条 と 同 様 の 趣 旨 に よ り 規 定 し た も の で あ る 。 客 席 の 定 員 の 合 計 の 算 定 は , 前 条 と 同 様 で あ る 。 主 要 な 出 入 口 と は , 客 の 出 入 り の 用 に 供 さ れ る 出 入 口 で 第 42 条 第 2 項 に 該 当 す る 出 入 口 で あ る 。ま た ,第 23条 と 同 様 に 2 階 以 上 の 部 分 が 突 き 出 し て も 差 し 支 え な い が , 空 地 内 の 柱 に つ い て は 構 造 上 や む を 得 な い も の 以 外 は 認 め ら れ な い 。

第 2 項

前 項 の 前 面 空 地 は , 道 路 等 に 接 す る こ と が 必 要 で あ る 。 た だ し 書 は , そ れ ら に 直 接 接 し な い 場 合 は 前 面 空 地 の 幅 以 上 の 前 面 通 路 で 道 路 等 に 通 じ れ ば 差 し 支 え な い こ と と し て い る 。

な お , そ の 前 面 空 地 と 前 面 通 路 と の 関 係 は , 次 の と お り で あ る 。( 図 - 1 ~ 図 - 3 )

□ 図 - 1 前 面 空 地 が 道 路 に 面 し て い る 場 合

道 路

前面空地 3m,4m,4.5m以上

W 2W以上

前面空地

側 側

面 面

空 空

地 客 席 地

舞 台

(7)

□ 図 - 2 前 面 空 地 が 道 路 に 面 し て い な い 場 合

□ 図 - 3 2 以 上 の 前 面 通 路 を 設 け る 場 合

2W以上

2W以上

w 3m,4m,

4.5m以上 道

路 前面空地

面 側

空 面

地 客 席 空

舞 台

側面空地

2W以上

a b

w 3m,4m,

道 4.5m以上 道

路 路

面 側

空 面

地 客 席 空

前面空地

舞 台

a,b:2m以上 かつ

(8)

( 側 面 空 地 )

第 4 1 条 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 を 有 す る 建 築 物 の 周 囲 に は , 幅 2 メ ー ト ル 以 上 の 空 地 を 設 け な け れ ば な ら な い 。 た だ し , そ の 建 築 物 の 主 要 構 造 部 が 耐 火 構 造 で あ っ て , か つ , 開 口 部 に 法 第 2 条 第 9 号 の 2 ロ に 規 定 す る 防 火 設 備 を 設 け た 場 合 は , こ の 限 り で な い 。

2 主 要 客 席 部 の 側 面 が 道 路 に 面 す る 場 合 に お い て , そ の 道 路 は , 前 項 の 空 地 ( 以 下 こ の 条 に お い て 「 側 面 空 地 」 と い う 。) と み な す 。

3 側 面 空 地 は , 第 1 項 に 定 め る 幅 を 有 す る 空 地 又 は ず い 道 に よ り 道 路 に 通 じ な け れ ば な ら な い 。

[ 解 説 ]

本 条 は , 避 難 上 及 び 消 防 活 動 上 支 障 な い よ う 建 築 物 の 周 囲 に 空 地 を 設 け る こ と を 規 定 し た も の で あ る 。

第 1 項 の 側 面 空 地 と は , 前 条 の 前 面 空 地 以 外 の す べ て の 面 の 空 地 を い う 。 な お , そ の 面 に 出 入 口 が な い 場 合 で も 設 け な け れ ば な ら な い 。 た だ し , 主 要 構 造 部 を 耐 火 構 造 と し 開 口 部 に 防 火 設 備 ( 防 火 戸 等 ) 設 け た 建 築 物 に つ い て は 適 用 さ れ な い 。( 図 - 1 ,図 - 2 )

□図 - 1 主 要 構 造 部 が 耐 火 構 造 で な い 建 築 物 □図 - 2 主 要 構 造 部 が 耐 火 構 造 の 建 築 物

防 火 設 備 で な い 出 入 口

側 面 空 地 2 m 以 上

2 m 以 上 舞 台 2 m 以 上

側 客 席 側

面 面

空 空

地 地

前 面 空 地 前 面 空 地

道 路

舞 台

客 席

2 m 以 上

前 面 空 地

(9)

第 2 項 は , 建 築 物 の 側 面 が 道 路 に 面 し て い る 場 合 の 側 面 空 地 に 関 す る 緩 和 規 定 で あ り , 本 規 定 の 趣 旨 か ら ,道 路 境 界 線 に 沿 っ て 門 又 は 塀 等 を 築 造 す る こ と は 認 め ら れ な い 。( 図 - 3 )

図 - 3

第 3 項 は , 第 1 項 の 規 定 に よ り 設 け ら れ た 側 面 空 地 が 空 地 又 は ず い 道 ( ト ン ネ ル ) に よ り 道 路 に 通 じ て い な け れ ば な ら な い 規 定 で , そ の 幅 は 側 面 空 地 の 幅 以 上 で な け れ ば な ら な い 。 ま た , 側 面 空 地 及 び 空 地 又 は ず い 道 に は , 避 難 及 び 消 防 活 動 を 阻 害 す る よ う な 建 築 物 の 部 分 の 突 出 は 認 め ら れ な い 。 な お , ず い 道 に よ り 道 路 に 通 じ る 場 合 は , そ の ず い 道 は 不 燃 材 料 で つ く り , か つ , 高 さ が 3 メ ー ト ル 以 上 必 要 で あ る 。( 図 - 4 )

図 - 4 門 , 塀 等 の 築 造 は 側 面 空 地 2m以上 認 め ら れ な い 。

舞 台

客 席

2m 以上 路

前 面 空 地

道 路

道 路

空 地 ・ ず い 道

側 面 空 地 幅 以 上 と す る こ と

側 面 空 地 2m

側 側

面 舞 台 面

空 空

地 地

2m 客 席 2m

前 面 空 地

(10)

( 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 の 出 入 口 )

第 4 2 条 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 の 出 入 口 ( そ の 用 途 に 供 す る 部 分 の み か ら な る 建 築 物 に あ っ て は , そ の 建 築 物 の 屋 外 へ の 出 口 を い う 。) は , 次 に 定 め る と こ ろ に よ ら な け れ ば な ら な い 。

(1) 出 入 口 の 数 は , 2 以 上 と す る こ と 。

(2) 出 入 口 は , 客 席 部 の 出 入 口 か ら 円 滑 に 避 難 で き る よ う 避 難 上 有 効 に 配 置 す る こ と 。 ( 3 ) 出 入 口 の 幅 は , 1 メ ー ト ル 以 上 ( 当 該 出 入 口 に お い て 想 定 さ れ る 通 過 人 数 に 0 . 8 セ ン チ メ ー ト ル を 乗 じ て 得 た 数 値 が 1 メ ー ト ル を 超 え る 場 合 に あ っ て は ,そ の 数 値 以 上 ) と す る こ と 。

(4) 出 入 口 の 幅 の 合 計 の 2 分 の 1 以 上 は , 日 常 的 に 使 用 す る 出 入 口 で 確 保 す る こ と 。 (5) 出 入 口 の 扉 は , 避 難 方 向 に 開 く こ と が で き る こ と 。

2 前 項 の 規 定 は , 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 を 有 す る 建 築 物 の 屋 外 へ の 出 口 に つ い て 準 用 す る 。

[ 解 説 ]

出 入 口 と は , 日 常 的 に 使 用 さ れ る 出 入 口 ( 開 場 時 に 入 場 口 と な る 入 口 ば か り で な く , 終 演 時 に 出 口 と し て 使 用 さ れ る 場 所 を 含 む 。) ば か り で な く , 平 常 時 に は 使 用 し て い な く て も , 非 常 時 に は 避 難 経 路 と し て 使 用 で き る 出 入 口 を 加 え た も の を 指 す 。 た だ し , 避 難 経 路 が 極 め て 複 雑 で あ っ た り , 出 口 の 存 在 が 極 め て わ か り に く い な ど , 避 難 経 路 と し て 大 変 不 自 然 な も の は こ れ を 避 難 上 の 「 出 入 口 」 に 算 入 し て は な ら な い も の と す る 。

な お ,「 出 入 口 」 に は ,「 客 席 部 の 出 入 口 」 と 「 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 の 出 入 口 」, 「 屋 外 へ の 出 口 」 と , 何 段 階 か の 出 入 口 が 考 え ら れ る 。

( 1) 避 難 者 が 一 つ の 出 入 口 に 集 中 せ ず , 二 方 向 以 上 の 避 難 を 可 能 に す る た め , 2 以 上 の 出 入 口 を 設 置 す る こ と と す る 。

( 2) 避 難 方 向 は 一 方 向 に 偏 ら な い よ う に 配 置 す る と と も に , 客 席 部 の 出 入 口 か ら 自 然 に 導 か れ る 位 置 に 設 け る 。ま た ,避 難 経 路 は 日 常 の 動 線 を そ の ま ま 利 用 で き る こ と が 理 想 で あ り ,

1=客席部の出入口

2=興行場等の用途に供する部分の

客席部 共用 à 他の用途に 出入口

1á スペース 供する部分 3=屋外への出口

ã 2á

興行場 等の用途に 供する部分

2,3 3

ã ã ã

(11)

裏 ま わ り の 動 線 に 避 難 経 路 の 多 く を 期 待 す る こ と は 避 け る も の と す る 。

( 3) 出 入 口 の 幅 に つ い て は , 次 条 第 2 項 の 規 定 に よ る 客 席 部 の 出 入 口 の 合 計 幅 と 等 し く な る よ う に 設 定 し て い る 。 こ れ は , 客 席 部 内 の 通 路 と 同 様 に , 避 難 計 画 に 基 づ い て 各 出 入 口 を 通 過 す る 人 数 を 想 定 し , そ の 想 定 人 数 に 必 要 な 幅 を 確 保 す る こ と と し , 通 過 人 数 が 多 い 場 合 に は 幅 が 大 き く な る よ う に し て い る 。 な お , 客 席 部 の 通 路 に 対 し て 要 求 し て い る 1 人 当 た り 0 . 8 セ ン チ メ ー ト ル の 幅 よ り , 出 入 口 に は 大 き な 幅 を 要 求 し て い る 。 こ れ は , 出 入 口 部 分 で ネ ッ ク が 生 じ や す い こ と , な ん ら か の 障 害 に よ り 通 路 や 出 入 口 の 一 部 が 使 用 で き な い こ と を 考 慮 し て い る た め で あ る 。

( 4) 必 要 な 出 入 口 の 幅 の 2 分 の 1 以 上 を 常 時 使 用 す る 出 入 口 で 確 保 す る こ と を 規 定 し た も の で あ る 。 一 般 に 避 難 者 が 非 常 時 に 最 初 に 避 難 し よ う と す る 方 向 は , 慣 れ た 経 路 , 出 入 口 の 方 向 と 考 え ら れ る 。 た と え , 非 常 口 が 近 く に あ っ た と し て も , 避 難 者 の 習 性 と し て 常 時 使 用 し て い る 出 入 口 に 避 難 者 が 集 中 す る 可 能 性 が あ る こ と か ら , 出 入 口 に 要 求 さ れ る 幅 の 合 計 の 2 分 の 1 以 上 は 日 常 的 に 使 用 さ れ る 出 入 口 の 幅 と し て 確 保 し な け れ ば な ら な い と し た 。

( 5) 出 入 口 の 扉 を 避 難 方 向 に 開 く よ う に す る の は , 興 行 場 等 は 在 館 者 が 高 密 度 に 存 在 す る 施 設 で あ る の で , よ り 円 滑 な 避 難 を 確 保 す る た め の 措 置 で あ る 。

( 客 席 部 の 出 入 口 )

第 4 3 条 興 行 場 等 の 客 席 部 の 出 入 口 は , 次 に 定 め る と こ ろ に よ ら な け れ ば な ら な い 。 (1) 出 入 口 の 数 は , 当 該 客 席 部 の 客 席 の 定 員 に 応 じ て , 次 の 表 に 掲 げ る 数 と す る こ と 。

客 席 の 定 員 出 入 口 の 数

30人 未 満 1 以 上

30人 以 上 30 0人 未 満 2 以 上

300 人 以 上 6 00人 未 満 3 以 上

600 人 以 上 1 ,00 0人 未 満 4 以 上

1,0 00人 以 上 5 以 上

(2) 出 入 口 は , 各 客 席 か ら 確 認 で き る 位 置 に 設 け る こ と 。 (3) 出 入 口 は , 避 難 上 有 効 に 配 置 す る こ と 。

(12)

て は な ら な い 。

[ 解 説 ]

(1 ) 興 行 場 等 の あ ら ゆ る 客 席 か ら の 二 方 向 避 難 を 確 保 す る と い う 原 則 か ら , 客 席 か ら の 出 入 口 は 最 小 2 つ は 必 要 で あ る 。ま た ,客 席 部 の 定 員 が 増 え れ ば 出 入 口 が 2 つ し か な い と , 十 分 な 幅 を 確 保 し た と し て も 極 端 な 人 の 集 中 を 招 き 、 混 乱 の 生 じ る お そ れ が あ る 。 し た が っ て , 客 席 部 の 定 員 に 応 じ て , 出 入 口 の 数 は よ り 多 く 必 要 で あ り , 出 入 口 1 カ 所 当 た り の 人 数 が 概 ね 2 00人 に な る よ う に 定 め て い る 。

こ の 算 定 は , 例 え ば 客 席 部 が 上 下 2 層 に 分 か れ て い る な ど 相 互 に 行 き 来 で き な い 区 画 に 分 か れ て い る 場 合 は , そ れ ぞ れ の 区 画 に つ い て 対 応 し た 定 員 に 見 合 っ た 出 入 口 数 を 確 保 す る も の と す る 。 バ ル コ ニ ー 席 や ボ ッ ク ス 席 も , そ の 部 分 の 定 員 に よ り 同 様 の 扱 い と す る 。 そ う す る と , 極 め て 小 規 模 な 客 席 部 に 対 し て は 2 つ の 出 入 口 を 設 け る こ と は 事 実 上 困 難 で あ り , そ の 必 要 性 も 低 い で あ ろ う 。 し た が っ て , 定 員 が 3 0人 未 満 の 小 さ な 範 囲 に 対 し て は 出 入 口 1 つ で も よ い こ と と し た 。

(2 ) 出 入 口 を 近 接 し て 設 け た り , す べ て の 出 入 口 が 同 じ 避 難 方 向 と な ら な い よ う に , 出 入 口 を 配 置 し な け れ ば な ら な い 。 通 路 や 出 入 口 の 一 部 が 使 用 で き な く な っ た 場 合 で も , 残 り の 出 入 口 で 適 切 な 避 難 容 量 を 確 保 す る こ と が 望 ま し く , 出 入 口 の 配 置 に も 著 し い 偏 り が あ っ て は な ら な い 。

( 客 用 の 廊 下 )

第 4 4 条 興 行 場 等 の 客 席 の 定 員 の 合 計 が 4 0 0 人 を 超 え る 各 階 に お い て は , 客 席 部 の 側 面 及 び 後 方 に 互 い に 連 絡 し , か つ , 客 席 部 と 壁 で 区 画 し た 客 用 の 廊 下 を 設 け な け れ ば な ら な い 。 た だ し , 避 難 上 支 障 が な い 場 合 は , こ の 限 り で な い 。

2 興 行 場 等 の 客 用 の 廊 下 は , 次 に 定 め る と こ ろ に よ ら な け れ ば な ら な い 。

( 1) 廊 下 の 幅 は , 1 .2メ ー ト ル 以 上 ( 当 該 廊 下 に お い て 想 定 さ れ る 通 過 人 数 に 0. 6セ ン チ メ ー ト ル を 乗 じ て 得 た 数 値 が 1 . 2 メ ー ト ル を 超 え る 場 合 に あ っ て は , そ の 数 値 以 上 ) と す る こ と 。

(2) 廊 下 の 幅 は , 避 難 方 向 に 向 か っ て 狭 く し な い こ と 。 (3) 廊 下 の こ う 配 は , 1 0分 の 1 以 下 と す る こ と 。 (4) 廊 下 に は , 段 を 設 け な い こ と 。

(13)

[ 解 説 ]

混 雑 の 緩 和 及 び 避 難 上 の 観 点 か ら , 興 行 場 等 の 客 用 の 廊 下 に つ い て 規 定 し た も の で あ る 。 第 1 項 は , 客 席 の 定 員 の 合 計 が 4 0 0 人 を 超 え る 階 に つ い て 規 定 し て い る の で , あ る 階 に あ る 1 つ の 興 行 場 等 の 客 席 の 定 員 が 4 0 0 人 以 下 で あ る 場 合 に 適 用 さ れ る 場 合 も あ る 。 例 え ば , あ る 階 に 2 以 上 の 興 行 場 等 が あ る 場 合 で , そ れ ぞ れ の 客 席 の 定 員 は 4 0 0 人 以 下 だ が , 客 席 の 定 員 を 合 計 す る と 400 人 を 超 え る 場 合 に つ い て は , 本 項 が 適 用 さ れ る 。

ま た , 舞 台 方 向 を 除 く 客 席 部 の 三 方 に , 客 席 部 に 接 し て 相 互 に 連 絡 す る 廊 下 を 設 け る 規 定 の 意 義 は , 出 入 口 を 多 く 設 け 少 し で も 早 く 避 難 さ せ る た め 、 周 囲 の 廊 下 を 連 続 さ せ 避 難 経 路 の 冗 長 度 を 高 め る た め で あ る 。 な お , 客 席 と 廊 下 と を 区 画 す る 壁 は 主 要 構 造 部 と な る 。

第 2 項

(1 ) 避 難 経 路 は 人 が 存 在 す る 可 能 性 の あ る す べ て の 部 分 か ら 安 全 な 場 所 ま で 連 続 し , か つ 十 分 な 容 量 を も っ て い る 必 要 が あ る 。 し か も 避 難 経 路 の 途 中 で 極 端 な 人 の 集 中 が 起 こ る こ と は , 避 難 時 間 を 長 く す る だ け で な く , パ ニ ッ ク 発 生 の 契 機 と も な り や す い こ と か ら で き る 限 り 避 け な く て は な ら な い 。 こ の よ う な 極 端 な 人 の 集 中 が で き な い よ う に , 通 過 人 数 に 相 応 し い 幅 の 確 保 が 必 要 で あ る 。 客 席 部 の 各 出 入 口 か ら 出 た 人 々 が , そ れ ぞ れ ど の 廊 下 で 避 難 す る か と い う 避 難 計 画 を 作 成 し , そ れ ぞ れ の 廊 下 を 通 過 す る 人 数 を 想 定 す る 。 そ し て , そ の 通 過 人 数 に 応 じ て , 最 低 幅 1 .2メ ー ト ル を 確 保 し た 上 で 1 人 当 た り 0. 6 セ ン チ メ ー ト ル の 割 合 で , 避 難 者 の 数 に 応 じ て 幅 を 広 げ る こ と と す る 。 な お 、 本 号 の 幅 は 有 効 幅 で あ る の で 、 手 す り 等 が あ る 場 合 は 、 そ の 内 側 で 規 定 以 上 の 幅 と し な け れ ば な ら な い 。

(2 ) 廊 下 の 幅 の 変 化 に つ い て も , 客 席 部 内 の 通 路 と 同 様 に , 避 難 方 向 に 向 か っ て 原 則 と し て 狭 く な っ て は な ら な い 。 た だ し , 通 過 人 数 に 応 じ た 最 低 必 要 な 廊 下 の 幅 を 確 保 し た 上 で , 柱 型 な ど 部 分 的 に 狭 く な っ て い る も の に つ い て は 認 め ら れ る 。

ま た , 廊 下 が 分 岐 す る も の に つ い て は , 最 低 1 つ の 廊 下 は 分 岐 前 の 廊 下 の 幅 以 上 確 保 す る 必 要 が あ る 。( 図 - 1 )

(14)

廊 下 幅 1 80㎝ ( > 扉 幅 + 6 0㎝ ) ( 120÷ 2 = ) 6 0㎝ ≦

避 難 方 向 á 2 00人 á á

( 12 0㎝ = 0.6× 200) ( 180㎝ = 0. 6× 300)

100人 â 出 入 口 幅 10 0㎝

上 図 の よ う に 避 難 方 向 が 一 方 向 の み の 場 合 , 出 入 口 の 扉 が 開 く と 左 側 か ら 避 難 し て く る 2 0 0 人 に 対 し て 障 害 に な る の で , 扉 が 開 い た 状 態 で も , 廊 下 幅 か ら 扉 の 幅 を 除 い た 廊 下 の 有 効 幅 を , 2 00 人 の 通 過 に 対 し て 必 要

à

à

à

â â â

避難方向が一方向のみである場合,想定される通過人数に応じて幅を確保する必要がある。

アルコーブ

必要幅の確保

部分的にふくらんでいても,廊下として使用される幅が確保してあればよい。

â â

W2 W2

á W1 á W1

W3 W3

W1≦W2 W1≦W2+W3

又は ã W1>W2 ã

W1≦W3 W1>W3

避難経路が分岐する場合,分岐の前後で合計幅が同じであっても,避難方向に向かって分岐後の 廊 下幅が共 に減少 するの は避けな くては ならない。少 なくとも主たる避難経路については 分岐に関 わらず同じ廊下幅を確保することが必要である。

(15)

な 廊 下 の 有 効 幅 1 20セ ン チ メ ー ト ル の 2 分 の 1 ( 6 0㎝ ) 以 上 確 保 さ れ な け れ ば な ら な い 。 ま た , 扉 の 開 き 方 が 反 対 の 場 合 は , 出 入 口 か ら 避 難 し て き た 人 と 合 流 し た 後 に , 出 入 口 の 扉 が 避 難 の 障 害 に な ら な い よ う に , 扉 が 開 い た 状 態 で も , 廊 下 幅 か ら 扉 の 幅 を 除 い た 廊 下 の 有 効 幅 を 3 0 0 人 の 通 過 に 対 し て 必 要 な 廊 下 の 有 効 幅 1 8 0 セ ン チ メ ー ト ル の 2 分 の 1 ( 9 0㎝ ) 以 上 確 保 さ れ な け れ ば な ら な い 。

廊 下 幅 1 80㎝ ( > 扉 幅 + 9 0 ㎝ )

≧ 9 0㎝ ( = 1 80÷ 2 )

避 難 方 向 á 200人 á á 300人

( 120 ㎝ = 0.6× 200) ( 180㎝ = 0 .6× 300)

100人 â 出 入 口 幅 12 0㎝ ( ≧ 10 0㎝ )

こ の 例 で は , 出 入 口 か ら 避 難 し て き た 人 と 合 流 し た 人 数 ( 3 0 0 人 ) に 対 し , 出 入 口 の 扉 が 開 い た 場 合 避 難 の 障 害 と な ら な い よ う に , 扉 が 開 い た 状 態 で も , 廊 下 幅 か ら 扉 の 幅 を 除 い た 廊 下 の 有 効 幅 を 3 00人 の 通 過 に 対 し て 必 要 な 幅 180セ ン チ メ ー ト ル の 2 分 の 1 ( 90㎝ ) 以 上 確 保 し な け れ ば な ら な い 。

図 - 2 出 入 口 の 扉 に 対 す る 廊 下 幅 の 確 保

(3) 避 難 の 際 の 安 全 上 の 観 点 か ら , こ う 配 に つ い て の 規 定 を 定 め て い る 。 (4) 前 号 と 同 様 の 趣 旨 か ら 廊 下 に 段 を 設 け る こ と を 禁 止 し て い る 。

(5 ) 避 難 経 路 に 不 慣 れ な 避 難 者 が 出 口 の な い 部 分 に 迷 い 込 む 恐 れ が あ る こ と か ら , 廊 下 に 行 き 止 ま り 状 の 部 分 を 作 る こ と は 極 力 避 け な け れ ば な ら な い 。 行 き 止 ま り 状 と な る 部 分 の 長 さ と は , 客 席 部 の 出 入 口 か ら 行 き 止 ま り と な っ て い る 廊 下 部 分 の 長 さ と す る 。 た だ し , 行 き 止 ま り を 全 く 作 ら な い こ と は 困 難 な の で , 行 き 止 ま り 状 と な る 部 分 の 長 さ を 1 0 メ ー ト ル 以 下 と す る こ と と し た 。( 図 - 3 )

こ れ は , 重 複 距 離 の 制 限 , 二 方 向 避 難 の 問 題 と 混 同 し や す い が , 居 室 か ら の 二 方 向 避 難 が 確 保 さ れ て い れ ば 問 題 な い と い う こ と で は な い 。 行 き 止 ま り 部 分 に 迷 い 込 む 危 険 性 を 低 く す る た め の 規 定 で あ る 。

避 難 経 路 他 の 部 分

客 席 部 他 の 部 分

行 き 止 ま り 状 と な る 部 分 の 長 さ

≦ 1 0 m

行き止ま

り部分と

は見なさ

(16)

こ の 長 さ は 1 0 m 以 下 と し な く て も よ い

( 直 通 階 段 )

第 4 5 条 興 行 場 等 の 避 難 階 又 は 地 上 に 通 じ る 直 通 階 段 は , 次 に 定 め る と こ ろ に よ ら な け れ ば な ら な い 。

( 1) 直 通 階 段 は , 客 席 部 の 出 入 口 又 は 客 用 の 廊 下 等 か ら 直 接 確 認 で き る 位 置 に 設 け る こ と 。 た だ し , 廊 下 等 の 確 認 し や す い 位 置 に 直 通 階 段 の 位 置 を 明 示 す る 誘 導 灯 を 設 け る 場 合 は , こ の 限 り で な い 。

( 2) 直 通 階 段 の 幅 は , 1 メ ー ト ル 以 上 ( 当 該 階 段 に 流 入 す る と 想 定 さ れ る 人 数 に 1 セ ン チ メ ー ト ル を 乗 じ て 得 た 数 値 が 1 メ ー ト ル を 超 え る 場 合 に あ っ て は , そ の 数 値 以 上 ) と す る こ と 。

( 3) 直 通 階 段 の 幅 の 合 計 の 2 分 の 1 以 上 は , 日 常 的 に 使 用 す る 出 入 口 の 付 近 に 配 置 す る こ と 。

(4) 直 通 階 段 の 出 入 口 の 扉 等 の 幅 は , 当 該 階 段 に 流 入 す る と 想 定 さ れ る 人 数 に 0. 8セ ン チ メ ー ト ル を 乗 じ て 得 た 数 値 以 上 と す る こ と 。

(5) 直 通 階 段 の 出 入 口 の 扉 等 は , 避 難 方 向 に 開 く こ と が で き る こ と 。

[ 解 説 ]

(1 ) 客 席 部 か ら の 円 滑 な 避 難 を 確 保 す る た め , 客 席 部 の 出 入 口 又 は 客 席 部 周 囲 の 廊 下 か ら 直 接 確 認 で き る 位 置 に 直 通 階 段 を 設 置 す べ き で あ る 。 た だ し , 計 画 上 難 し い 場 合 に は , 階 段 の あ る 方 向 が 認 識 で き る よ う 廊 下 等 に 誘 導 灯 を 設 け れ ば よ い こ と に し て い る 。 (2) 一 般 に ,直 通 階 段 に お け る 流 動 係 数 は 平 坦 な 廊 下 等 に お け る 流 動 係 数 よ り 小 さ い た め ,

直 通 階 段 の 幅 が 廊 下 等 の 幅 と 同 じ で あ れ ば , 階 段 室 内 が 異 常 に 混 雑 し , 階 段 室 内 で の 通

階 段 廊 下

客 席 部

(17)

過 速 度 も 低 下 す る 。特 に ,踏 込 み 部 分 で の 混 雑 が 激 し く な り ,転 倒 ・ 落 下 の 恐 れ も あ る 。 し た が っ て , 直 通 階 段 の 幅 は 廊 下 等 の 幅 よ り 大 き く す る 必 要 が あ る 。

(3 ) 必 要 な 直 通 階 段 の 幅 の 合 計 の 2 分 の 1 以 上 は 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 の 日 常 的 に 使 用 す る 出 入 口 の 付 近 に 配 置 し な け れ ば な ら な い こ と と し た こ と は , 興 行 場 等 の 出 入 口 の 場 合 と 同 じ 趣 旨 に よ る 。

( 4 ) 直 通 階 段 の 入 口 の 扉 等 の 幅 を 想 定 さ れ る 流 入 人 数 1 人 当 た り 0 . 8 セ ン チ メ ー ト ル 以 上 と し た の は , 興 行 場 等 の 出 入 口 の 幅 と 同 じ 割 合 で そ の 幅 を 確 保 す る こ と と し た 。 (5) 5 号 に つ い て は , 第 42条 第 1 項 第 5 号 と 同 趣 旨 で あ る 。

( 直 通 階 段 の 共 用 )

第 4 6 条 興 行 場 等 の 避 難 階 又 は 地 上 に 通 じ る 直 通 階 段 は , 同 一 階 の 他 の 用 途 に 供 す る 部 分 ( 他 の 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 を 含 む 。 以 下 こ の 項 に お い て 同 じ 。) の 直 通 階 段 と 共 用 す る こ と が で き る 。 こ の 場 合 に お い て , そ の 直 通 階 段 ま で の 経 路 は 他 の 用 途 の 部 分 ( 共 用 の ロ ビ ー , 廊 下 等 を 除 く 。) を 経 由 し て は な ら ず , か つ , そ の 直 通 階 段 の 幅 は そ の 直 通 階 段 を 利 用 す る 同 一 階 の 他 の 用 途 に 供 す る 部 分 に 必 要 と さ れ る 直 通 階 段 の 幅 と 前 条 第 2 号 の 規 定 に よ り 必 要 と さ れ る 直 通 階 段 の 幅 と の 合 計 以 上 と し な け れ ば な ら な い 。

2 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 が 複 数 の 階 に 積 層 し , そ れ ぞ れ の 階 の 興 行 場 等 の 用 途 に 供 す る 部 分 が 同 一 階 段 を 共 用 す る 場 合 の 直 通 階 段 の 幅 は , 各 階 に お い て そ の 直 通 階 段 に 流 入 す る と 想 定 さ れ る 人 数 を 合 計 し た 数 に 1 セ ン チ メ ー ト ル を 乗 じ て 得 た 数 値 以 上 と し な け れ ば な ら な い 。 た だ し , 直 通 階 段 を 特 別 避 難 階 段 と し た 場 合 又 は 各 階 に お い て 当 該 階 段 に 流 入 す る と 想 定 さ れ る 人 数 を 合 計 し た 数 に 0. 05平 方 メ ー ト ル を 乗 じ て 得 た 数 値 以 上 の 面 積 を 有 す る 前 室 又 は バ ル コ ニ ー を 通 じ て 連 絡 す る 屋 外 避 難 階 段 と し た 場 合 に あ っ て は , 各 階 の そ の 直 通 階 段 に 流 入 す る と 想 定 さ れ る 人 数 の う ち の 最 大 値 に 1 セ ン チ メ ー ト ル を 乗 じ て 得 た 数 値 以 上 と す る こ と が で き る 。

[ 解 説 ]

(18)

W k ≦ W a + W b W t ≦ W c + W b

か つ W k + W t ≦ W a + W b + W c

階 段 a ) à á 階 段 c )

( 専 用 ) 興 行 場 等 他 の 用 途 ( 専 用 )

ã ã 興 行 場 等 の 用 途 区 画 を 示 す

階 段 b ) ( 共 用 )

図 - 1 同 一 階 に お け る 直 通 階 段 の 共 用

こ の 場 合 , 興 行 場 等 か ら の 避 難 に 階 段 c ) を 共 用 し て 使 用 す る こ と も 考 え ら れ る が , 他 の 用 途 部 分 を 通 過 し て の 避 難 は 他 に 与 え る 影 響 が 大 で あ る こ と か ら 不 可 と し た 。 し か し , 階 段 b ) に つ い て は , 図 - 1 の よ う に 両 方 の 用 途 部 分 か ら そ れ ぞ れ 直 接 進 入 で き る 形 態 の ほ か , バ ル コ ニ ー 等 を 経 由 し て 進 入 す る 形 式 , あ る い は 図 - 2 に 示 す よ う に 両 方 の い ず れ の 用 途 に も 属 さ な い 共 用 ロ ビ ー や 共 用 廊 下 な ど の 共 用 部 分 を 経 由 す る 形 式 も 考 え ら れ る 。

共 用 部 分 ( 共 用 の ロ ビ ー , 廊 下 等 )

興 行 場 等 他 の 用 途

ã

階 段 ( 共 用 )

図 - 2 共 用 部 分 を 経 由 し て 入 る 直 通 階 段

(19)

W k ≦ W a + W b W B ≦ W a + W b + W c W B ’ ≦ W b + W c か つ , W k + W B ’ ≦ W a + W b + W c

他 の 階 と の 階 段 の 共 用 は , 同 一 用 途 と 他 の 用 途 と の 2 通 り の 組 合 せ が あ り , い ず れ も 従 来 か ら 実 施 さ れ て い る も の で あ る が , 各 階 の 階 段 幅 を ど う 組 み 合 わ せ る か に つ い て は 地 方 に よ っ て 違 い が 見 ら れ る 。 特 に 同 一 用 途 , す な わ ち 複 数 の 興 行 場 等 が 上 下 に 積 み 重 ね ら れ た 場 合 に は , 下 方 階 に い く に し た が っ て , 必 要 な 階 段 幅 を つ ぎ つ ぎ と 加 え て い く 加 算 方 式 と し て い る と こ ろ と , 当 該 階 よ り 上 の 興 行 場 等 の , 最 大 の 規 模 に よ っ て 必 要 な 階 段 幅 を 定 め る 非 加 算 方 式 を 採 用 し て い る と こ ろ が あ る 。

こ の 判 断 は , 上 下 に 重 な っ た 興 行 場 等 の 避 難 が 同 時 に 行 わ れ る こ と を ど う 考 え る か に よ っ て 異 な る も の で あ る 。

上 下 階 に 異 な っ た 興 行 場 等 が 積 層 し て 設 置 さ れ て い る 場 合 , 両 者 の 間 は 当 然 区 画 さ れ て い る は ず な の で , 出 火 の あ っ た 興 行 場 等 よ り 上 階 の 興 行 場 等 の 観 客 は , 出 火 階 の 客 が 避 難 し 終 わ る ま で 避 難 開 始 を 遅 ら せ て も そ れ ほ ど 危 険 で は な い か も し れ な い 。 し か し , 興 行 場 等 の 性 質 上 , 同 一 建 物 内 で 出 火 が あ れ ば , 催 し は 直 ち に 中 止 す る で あ ろ う し , 催 し が 中 止 さ れ れ ば 観 客 は そ こ に 溜 ま っ て い る 理 由 は な く , や は り 直 ち に 避 難 を 開 始 す る で あ ろ う 。 そ こ で , 同 時 に 避 難 が 開 始 さ れ , 共 用 階 段 で は 他 階 か ら の 避 難 者 も 合 流 す る も の と し て 加 算 方 式 を 採 用 し た 。 す な わ ち , 当 該 階 よ り 上 に あ る 興 行 場 等 か ら そ の 階 段 へ 流 入 す る 人 員 の 合 計 し た 人 数 1 人 当 た り 1 セ ン チ メ ー ト ル 以 上 の 階 段 幅 を 確 保 す る こ と と し た 。

た だ し , 共 用 す る 階 段 を 特 別 避 難 階 段 と す る か , そ れ ぞ れ の 階 か ら 流 入 者 を 一 時 的 に 滞 留 さ せ る の に 適 し た 広 さ の 前 室 又 は バ ル コ ニ ー を 通 じ て 連 絡 す る 屋 外 避 難 階 段 に す れ ば , 避 難 階 段 の 安 全 性 が 高 め ら れ る の で , 各 層 に お い て 当 該 階 段 に 流 入 す る 人 員 の 最 大 数 に 対 し 1 人 当 た り 1 セ ン チ メ ー ト ル 以 上 の 階 段 幅 を 確 保 す れ ば よ い こ と と し た 。

( 客 席 部 の 構 造 )

第 4 7 条 興 行 場 等 の 客 席 部 の 構 造 は , 次 に 定 め る と こ ろ に よ ら な け れ ば な ら な い 。 ( 1) い す 席 の 場 合 の い す の 前 後 間 隔 ( 前 席 の 最 後 部 と 後 席 の 最 前 部 の 間 で 通 行 に 使 用 で

き る 部 分 の 間 隔 を い う 。 以 下 同 じ 。) は , 水 平 距 離 で 3 5 セ ン チ メ ー ト ル 以 上 と す る こ と 。 た だ し , い す 席 の 数 が 横 列 8 を 超 え る 場 合 に は , 35セ ン チ メ ー ト ル に 8 席 を 超 え る 1 席 に つ き 1 セ ン チ メ ー ト ル を 加 え た 数 値 以 上 と す る こ と 。

(20)

上 支 障 が な い 場 合 は , こ の 限 り で な い 。

( 3) 段 床 に 客 席 を 設 け る 場 合 に お い て , 前 段 と の 高 さ の 差 が 50セ ン チ メ ー ト ル 以 上 あ る と き は , そ の 客 席 の 前 面 に 75 セ ン チ メ ー ト ル 以 上 の 高 さ の 手 す り を 設 け る こ と 。 た だ し , 主 階 以 外 に あ る 客 席 部 の 前 面 に 広 い 幅 の 手 す り 壁 を 設 け る こ と 等 に よ り 安 全 上 支 障 が な い 場 合 は , こ の 限 り で な い 。

(4) 立 ち 席 の 位 置 は , 客 席 部 の 後 方 部 と す る こ と 。 (5) 立 ち 席 の 部 分 と 通 路 の 部 分 は , 明 確 に 区 分 す る こ と 。

[ 解 説 ]

(1 ) 避 難 な ど の 一 斉 退 場 が 整 然 と 行 わ れ て い る 場 合 に は , 通 常 , 人 が 混 雑 す る の は 縦 通 路 で あ り , そ の 意 味 で は 縦 通 路 ま で の 避 難 を 早 め る 必 要 は な い が , 座 席 か ら 縦 通 路 ま で の 距 離 が 大 き く な れ ば , 途 中 で 誰 か が つ ま づ く な ど し て 通 行 に 支 障 を き た す お そ れ も や や 高 く な る の で , よ り 余 裕 を も っ て 通 行 で き る よ う に , 横 列 の 客 席 数 が 増 加 す る に 従 っ て 座 席 の 前 後 間 隔 を 広 く す る 仕 組 み を 盛 り 込 ん だ 。 す な わ ち , 縦 通 路 の 間 隔 が 8 席 を 超 え る 場 合 に は , 前 後 間 隔 を 3 5セ ン チ メ ー ト ル に 8 席 を 超 え る 1 席 に つ き 1 セ ン チ メ ー ト ル 以 上 の 割 合 で 広 げ る こ と と し た 。

座 席 の 前 後 間 隔 の 測 定 は , 人 が 着 席 し て い な い 状 態 で 行 い , 水 平 の 床 面 に 対 す る 前 席 最 後 部 と 後 席 最 前 部 の 投 影 位 置 と の 間 隔 を 測 定 す る 。 例 え ば , 座 る 部 分 が 容 易 に 跳 ね 上 が る タ イ プ で は , 跳 ね 上 が っ た 状 態 で 測 定 す る 。

≧ 35㎝ ≧ 3 5㎝

座 る 部 分 が 跳 ね 上 が ら な い タ イ プ 座 る 部 分 が 容 易 に 跳 ね 上 が る タ イ プ

座 る 部 分 が 手 動 で 跳 ね 上 が る タ イ プ

(2 ) 主 階 以 外 に あ る 客 席 及 び 立 ち 席 に つ い て , 落 下 防 止 の た め の 規 定 で あ る 。 そ の 手 す り は 高 さ 75 セ ン チ メ ー ト ル 以 上 必 要 で あ る 。 た だ し 書 で い う 「 広 い 幅 の 手 す り 壁 」 と は 落 下 防 止 上 有 効 な 手 す り 壁 を い う 。 次 号 に お い て 同 じ 。

(21)

る よ う に し て い る 。

(4 )( 5) 立 ち 席 を 設 け る 場 合 に は , 他 の 客 席 か ら の 避 難 の 障 害 と な ら な い 場 所 で な く て は な ら な い 。側 方 の 縦 通 路 の 一 部 を 立 ち 席 と す る と 避 難 路 と し て の 確 保 が 困 難 で あ る の で , 立 ち 席 の 位 置 は 客 席 部 の 後 方 に 限 る も の と す る 。

( 客 席 部 の 通 路 )

第 4 8 条 興 行 場 等 の 客 席 部 の 通 路 は , 次 に 定 め る と こ ろ に よ ら な け れ ば な ら な い 。 (1) 客 席 部 が い す 席 の 場 合 に は , 次 に 定 め る と こ ろ に よ る こ と 。

ア 客 席 横 列 の 両 側 に 縦 通 路 を 設 け る こ と 。 た だ し , い す 席 の 数 が 横 列 4 以 内 で あ る と き , 又 は い す 席 の 数 が 横 列 4 を 超 え る 場 合 で そ の い す 席 の 前 後 間 隔 を 35セ ン チ メ ー ト ル に 4 席 を 超 え る 1 席 に つ き 2 セ ン チ メ ー ト ル を 加 え た 数 値 以 上 と す る と き に は , 縦 通 路 を 片 側 の み と す る こ と が で き る 。

イ 縦 列 20席 以 内 ご と に ,横 通 路 を 設 け ,か つ ,両 側 に 客 席 の あ る 縦 通 路 に あ っ て は , そ の 最 前 部 及 び 最 後 部 を 横 通 路 又 は 客 席 部 の 出 入 口 に 連 結 す る こ と 。 た だ し , 次 に 掲 げ る 場 合 は , こ の 限 り で な い 。

( ア ) 構 造 上 や む を 得 な い 事 情 に あ り , か つ , 防 火 上 支 障 が な い 場 合 で 客 席 縦 列 の 最 前 部 又 は 出 入 口 若 し く は 横 通 路 ま で の 長 さ が 10メ ー ト ル 以 内 の 縦 通 路 を 設 け る と き 。

( イ ) 客 席 部 の 両 側 に 縦 通 路 を 設 け , か つ , 横 列 の い す 席 の 数 の 合 計 に 応 じ て , 次 の 表 に 掲 げ る 客 席 縦 列 の 数 を 超 え な い 列 ご と に 出 入 口 を 設 け る と き 。

横 列 の い す 席 の 数 の 合 計 客 席 縦 列 の 数

8 以 下 15

9 以 上 12以 下 10

13 以 上 20以 下 6

21 以 上 31以 下 4

32 以 上 3

( 2) 客 席 が ま す 席 の 場 合 に お い て は , そ れ ぞ れ の ま す 席 は , 縦 通 路 又 は 横 通 路 に 面 す る こ と 。

(22)

( 4) 客 席 部 に 2 以 上 の 出 入 口 を 設 け る 場 合 に お い て , 各 客 席 か ら 各 出 入 口 に 至 る 通 常 の 歩 行 経 路 の す べ て に 共 通 の 重 複 区 間 が あ る と き は , そ の 重 複 区 間 の 長 さ は , 5 メ ー ト ル 以 下 と す る こ と 。

2 前 項 の 通 路 の 幅 は , 次 に 定 め る と こ ろ に よ ら な け れ ば な ら な い 。

( 1) 客 席 が い す 席 の 場 合 の 縦 通 路 の 幅 は , 8 0セ ン チ メ ー ト ル 以 上 ( 客 席 が 片 側 の み に あ る 縦 通 路 に あ っ て は , 60セ ン チ メ ー ト ル 以 上 ) と す る こ と 。

( 2 ) 前 号 の 規 定 に か か わ ら ず , 当 該 縦 通 路 に お い て 想 定 さ れ る 通 過 人 数 に 0 . 6 セ ン チ メ ー ト ル を 乗 じ て 得 た 数 値 が 前 号 に 規 定 す る 数 値 を 超 え る 場 合 に あ っ て は , そ の 数 値 以 上 と す る こ と 。

( 3 ) 横 通 路 の 幅 は , 1 メ ー ト ル 以 上 ( 当 該 横 通 路 に お い て 想 定 さ れ る 通 過 人 数 に 0 . 6 セ ン チ メ ー ト ル を 乗 じ て 得 た 数 値 が 1 メ ー ト ル を 超 え る 場 合 に あ っ て は ,そ の 数 値 以 上 ) と す る こ と 。

( 4) い す 席 の 前 後 間 隔 並 び に 縦 通 路 及 び 横 通 路 の 幅 は , 避 難 方 向 に 向 か っ て 狭 く し な い こ と 。

( 5) ま す 席 に 面 す る 縦 通 路 及 び 横 通 路 の 幅 は , 4 0セ ン チ メ ー ト ル 以 上 ( 当 該 通 路 に お い て 想 定 さ れ る 通 過 人 数 に 0 . 6 セ ン チ メ ー ト ル を 乗 じ て 得 た 数 値 が 4 0 セ ン チ メ ー ト ル を 超 え る 場 合 に あ っ て は , そ の 数 値 以 上 ) と す る こ と 。

3 客 席 部 の 通 路 を 斜 路 と す る 場 合 に は , そ の こ う 配 は , 10分 の 1 以 下 と し な け れ ば な ら な い 。 た だ し , 通 路 に 手 す り 等 を 設 け た 場 合 は , そ の 斜 路 の こ う 配 を 8 分 の 1 以 下 と す る こ と が で き る 。

4 客 席 部 の 通 路 を 階 段 状 と す る 場 合 に は , 次 に 定 め る と こ ろ に よ ら な け れ ば な ら な い 。 ( 1) け あ げ は 1 8 セ ン チ メ ー ト ル 以 下 と し , か つ , 踏 面 は 26セ ン チ メ ー ト ル 以 上 と す る こ

と 。

( 2) 通 路 の 高 低 差 が 3 メ ー ト ル を 超 え る 場 合 で あ っ て , 階 段 の こ う 配 が 5 分 の 1 を 超 え る と き に は , そ の 通 路 を 高 低 差 3 メ ー ト ル 以 内 ご と に 横 通 路 又 は 廊 下 若 し く は 階 段 に 連 絡 す る ず い 道 に 通 じ さ せ る こ と 。

[ 解 説 ]

第 1 項

座 席 の 前 後 間 隔 及 び 避 難 計 画 に 基 づ い て 通 路 幅 員 を 十 分 に 確 保 す る こ と に よ り , 同 等 の 安 全 性 を 確 保 で き れ ば , 座 席 配 置 の 自 由 度 を も た せ る こ と が で き る よ う に し て い る 。 こ れ に よ っ て , い わ ゆ る コ ン チ ネ ン タ ル 形 式 の 配 置 も 可 能 に し て い る 。

(23)

(1 ) ア 客 席 か ら 二 方 向 避 難 を 確 保 す る た め に は , 左 右 両 側 に 縦 通 路 を 設 置 す る こ と が 必 要 で あ る 。 し か し , す べ て の 客 席 か ら 二 方 向 避 難 を 確 保 す る の で は 制 約 が 厳 し す ぎ る の で , 片 側 だ け の 通 路 で も 認 め ら れ る 場 合 も あ る 。 例 え ば , 横 列 8 席 以 内 に な る よ う に 両 側 に 縦 通 路 を 設 け る こ と は , 横 列 が 半 分 の 4 席 ま で は 縦 通 路 ま で 座 席 間 を 歩 く こ と を 認 め て い る こ と に な る 。 し た が っ て , 両 側 に 縦 通 路 が 要 求 さ れ る 場 合 の 半 分 を も っ て , 片 側 通 路 の 条 件 と し て い る 。 な お , 片 側 通 路 の 場 合 に は , 第 4 号 に よ っ て 横 列 の 長 さ に 限 度 が 定 め ら れ て い る 点 は 注 意 を 要 す る 。

イ 縦 通 路 に お け る 二 方 向 避 難 を 確 保 す る た め に , 縦 通 路 の 最 前 部 と 最 後 部 を 横 通 路 で 結 ぶ か , 客 席 部 出 入 口 に 連 結 さ せ , さ ら に あ ま り 長 い 縦 通 路 に お い て は 避 難 経 路 を 多 様 化 さ せ る た め に , 縦 列 20列 以 内 ご と に 横 通 路 で 相 互 に 結 ば せ る こ と を 原 則 と し た 。

( ア ) し か し , 上 層 階 の 客 席 で は , 最 前 部 に 横 通 路 を 設 け な い 場 合 も 多 い し , 最 後 部 に 出 入 口 や 横 通 路 を 設 け 難 い 場 合 も あ る の で , 構 造 上 や む を 得 ず , か つ , 防 火 上 支 障 が な け れ ば , 1 0メ ー ト ル を 限 度 と し て 行 き 止 ま り の 縦 通 路 を 許 容 す る こ と と し た 。

( イ ) 縦 通 路 間 の 座 席 数 の 上 限 を な く し た こ と に よ っ て , コ ン チ ネ ン タ ル 形 式 と 呼 ば れ る , 中 央 に 縦 通 路 の な い 客 席 配 置 も 可 能 に な っ た が , こ の 場 合 に は 客 席 部 両 側 の 通 路 が 前 方 及 び 後 方 に 出 入 口 を も つ だ け で は , 縦 通 路 に 過 度 が 起 こ り 危 険 で あ る 。 コ ン チ ネ ン タ ル 形 式 の 場 合 に は , 両 側 の 縦 通 路 に 沿 っ て 出 入 口 を 多 数 設 け , す べ て の 客 が 縦 通 路 部 分 を あ ま り 歩 か ず に 出 口 に 到 着 で き る よ う に す る 必 要 が あ る 。 こ の 趣 旨 に よ る も の が ( イ ) の 表 で あ る 。 横 列 の 客 席 数 が 多 く な る ほ ど , 出 入 口 を 設 け る 間 隔 を 短 く し た も の で , 1 つ の 扉 の 負 担 人 数 が 概 ね 60 人 以 内 と な る よ う に し て あ る 。( 図 - 2 ) な お , コ ン チ ネ ン タ ル 形 式 の 場 合 に は , 客 席 部 内 で の 横 通 路 も 設 置 し な く て も よ い こ と と し た 。

(2) 客 席 が ま す 席 の 場 合 の 通 路 の 設 置 で あ る 。

(24)

舞 台

図 - 1 ア メ リ カ ン 形 式 客 席 配 置 の 例

1m

16席

1.2m

16席

1m

6列

10m以内)

1

.

2m

20列

1.5m

1.5m

1.5m

1.5m

(2

0列以内)

縦通路の行き

止まり距離

35+(16-8)×1

(25)

舞 台

図 - 2 コ ン チ ネ ン タ ル 形 式 客 席 配 置 図

0.8m

30席

0.8m

4列

4列

1m

(=1.1×4)

35+(30-8)×1=57㎝以上

1m

1m

1m

1m

(26)

(4 ) 客 席 部 に 2 つ 以 上 の 出 入 口 を 設 け る 場 合 に あ っ て は , 客 席 部 の 各 部 分 か ら 各 出 入 口 に 至 る 通 常 の 歩 行 距 離 の す べ て に 共 通 の 重 複 区 間 が あ る 場 合 は , そ の 長 さ を 5 メ ー ト ル 以 下 と し , 客 席 部 内 部 で の 避 難 経 路 の 重 複 を 制 限 す る こ と と し た 。( 図 - 3 )

L1 L3 L2

B A C

A 席 に つ い て 重 複 区 間 な し

B 席 に つ い て 重 複 区 間 = L1≦ 5 m C 席 に つ い て 重 複 区 間 = L2+ L3≦ 5 m

図 - 3 重 複 区 間 の 考 え 方

第 2 項

(1 ) 通 路 の 両 側 が 手 す り 程 度 の 高 さ な ら 45セ ン チ メ ー ト ル , 片 側 が 壁 な ら ば 60セ ン チ メ ー ト ル の 通 路 幅 が 必 要 と さ れ る 。 し た が っ て , 片 側 だ け に 座 席 が あ る 縦 通 路 で は , 1 人 の 歩 行 に 十 分 な 幅 が あ れ ば 良 い と し て , 最 小 幅 を 60 セ ン チ メ ー ト ル と し た 。 両 側 に 座 席 が あ る 縦 通 路 で は , 左 右 の 座 席 そ れ ぞ れ か ら 避 難 し よ う と す る 人 が お 互 い に 他 を 妨 げ な い こ と が 必 要 で あ り , 最 小 8 0セ ン チ メ ー ト ル と し た 。

(2 ) す べ て の 客 席 に 人 が い た と 仮 定 し て そ れ ぞ れ の 席 か ら ど の よ う な 経 路 を 通 っ て 避 難 す る の か 避 難 計 画 を 作 成 す る 。( 図 - 4 ) こ の 避 難 計 画 は , 最 終 的 に は 前 面 道 路 な ど 敷 地 外 ま で の 避 難 経 路 を 設 定 し な け れ ば な ら な い 。 第 一 段 階 と し て は 各 客 席 か ら 客 席 部 の 出 口 ま で の 経 路 を 設 定 す る 。 こ の 経 路 は , わ ざ わ ざ 遠 回 り を す る よ う な 不 合 理 な も の で あ っ て は な ら な い 。 前 の 扉 へ 向 か う 席 と 後 ろ の 扉 へ 向 か う 席 の 境 界 を ど こ に 設 定 す る か な ど 細 か い 点 に つ い て は , 著 し い 偏 り が な け れ ば よ い 。

(27)

を 1 .5 人 / メ ー ト ル 秒 と す る と 111 秒 と な り , 約 2 分 か か る 計 算 に な る 。 客 席 部 か ら の 避 難 時 間 は こ れ に 客 席 か ら 出 入 口 ま で の 歩 行 時 間 を 加 え な け れ ば な ら な い か ら , 2 分 余 り と い う こ と に な る 。

こ の 方 法 で 通 路 幅 員 を チ ェ ッ ク し た 例 を 示 す 。( 図 - 5 )

通 路 が 合 流 し て い る 部 分 で は , 通 路 の 幅 を 合 計 し た も の が 要 求 さ れ る の で は な い 。 合 流 前 の 各 々 の 通 路 に 要 求 さ れ て い る 最 小 幅 員 を 合 計 し た も の が 合 流 後 の 通 路 の 要 求 さ れ て い る 最 小 幅 員 と な る 。( 図 - 6 )

舞 台

48 人 96 人 48人

A E

A E

192人 9 6人 96人 192人

48 人 96 人 48人

B C D

11 2人 224人 112人

1 12人

図 - 4 客 席 部 の 避 難 計 画 と 想 定 通 過 人 数

(立見席) (立見席)

1 3 6 人 2 7 2 人

1 3 6 人

(28)

〔 例 1 〕定 員 : 2 4 0人 + 立 見 席 < 設 定 値 > < 判 定 > 横 通 路 : 1 00㎝ ≧ 100> 0.6 × 96 = 5 7.6 O K 縦 通 路 : 60㎝ ≧ 60> 0.6 × 72 = 4 3.2 O K ( 後 部 横 通 路 の 立 見 席 は 直 接 出 口 に 出 ら れ

る の で , 通 路 幅 に は 関 係 し な い 。)

〔 例 2 〕定 員 : 2 4 0人 < 設 定 値 > < 判 定 >

横 通 路 : 1 00㎝ ≧ 100> 0.6 × 96 = 5 7.6 O K 縦 通 路 : 90㎝ > 0.6× 144 = 86 .4> 80 O K

〔 例 3 〕定 員 : 4 8 0人 + 立 見 席 < 設 定 値 > < 判 定 > 横 通 路 : 1 20㎝ > 0.6× 192 = 11 5.2 > 10 0 O K 縦 通 路 : 60㎝ > 60> 0 .6× 72= 43 .2 O K 90㎝ > 0.6× 144 = 86 .4 O K ( 後 部 通 路 を 立 見 席 と み な し て も , 直 接 出 口

に 出 ら れ る の で , こ の 人 数 は 通 路 幅 に は 関 係 し な い 。)

各 通 路 へ の 人 数 配 分 は , す べ て ほ ぼ 1 / 3 が 前 方 か ら 避 難 す る も の と し た 。

図 - 5 客 席 部 通 路 の 幅 員 の 計 算 例

12席 96人

100㎝ 8 列

12列

72人 60㎝ 72人 60㎝

6 席 6 席 96人

100㎝ 8 列

12 列

144人 90㎝

12席 12席 96人

100㎝ 8 列

12 列

72人 144人 72人

(29)

図 - 6 通 路 の 合 流

(4 ) 避 難 通 路 の 途 中 で 極 端 な 人 の 集 中 ・ 滞 留 が お こ る こ と は , 避 難 時 間 を 長 く す る だ け で な く ,パ ニ ッ ク 発 生 の 契 機 と も な り や す い こ と か ら ,で き る 限 り 避 け な く て は な ら な い 。 こ の よ う な 極 端 な 人 の 集 中 が で き な い よ う に , 客 席 の い す の 前 後 間 隔 や 通 路 幅 は , 原 則 と し て , 避 難 方 向 に 沿 っ て 狭 く な っ て は な ら ず , 通 過 人 数 に 相 応 し た 幅 の 確 保 が 必 要 で あ る 。 例 え ば , 一 つ の 通 路 の 途 中 で 極 端 に 幅 を 変 え た り , 一 方 向 だ け に 幅 を 広 げ る こ と は 原 則 と し て 避 け な く て は な ら な い 。 二 方 向 の ど ち ら に 避 難 者 が 偏 っ た と し て も 十 分 な 幅 が 確 保 さ れ て い る こ と が 望 ま し い 。( 図 - 7 )

た だ し , 通 路 等 の い か な る 部 分 に お い て も 最 低 必 要 幅 を 確 保 し た 上 で 柱 型 等 の 突 出 に よ り 部 分 的 に 狭 く な る 場 合 等 は 許 容 す る も の と す る 。

適 度 な 偏 り に も 十 分 幅 を 確 保 極 端 な 偏 り は さ け る 不 適 切 な 幅 の 変 化 も さ け る

図 - 7 通 路 幅 員 の 変 化 90㎝ ( ≧ 0.6× 150)

150人

250人 150㎝ ( ≧ 60+ 90 or 0.6× 250)

100人

(30)

(5 ) ま す 席 は 1 ま す ご と に 最 低 数 人 は 収 容 で き る の が 一 般 で あ り , 避 難 及 び 日 常 の 出 入 り ( 使 い 勝 手 ) 等 利 便 上 の 問 題 か ら 各 ま す 席 は そ の 少 な く と も 一 面 は 縦 通 路 又 は 横 通 路 に 面 す る こ と と し た 。

通 常 , ま す 席 間 の 仕 切 り は 乗 り 越 え 可 能 な 高 さ で あ り , 避 難 時 に は い す 席 よ り も 有 利 な 点 が あ る の で , 最 小 通 路 幅 は 従 来 に な ら っ て 40 セ ン チ メ ー ト ル と し た が , 出 入 口 近 く に な る に し た が っ て 混 雑 し て く る の で , 通 過 人 数 当 た り の 幅 員 は い す 席 の 場 合 と 同 じ も の が 必 要 で あ る と し た 。

第 3 項

客 席 部 の 避 難 経 路 は , 避 難 時 に は 暗 く , 不 慣 れ な こ と が 想 定 さ れ る と 同 時 に , 多 く の 人 が 一 斉 に 行 動 し は じ め る の で , 避 難 経 路 と な る 通 路 に 段 差 を 設 け た り , 大 き な こ う 配 の 斜 路 と す る こ と は 避 け な け れ ば な ら な い 。

そ こ で , 斜 路 は こ う 配 を 1 0分 の 1 以 下 と す る こ と と し た 。 た だ し , 手 す り を 設 置 す る な ど の 条 件 付 き で 8 分 の 1 以 下 と し て も よ い 。

第 4 項

(1 ) 通 路 を 階 段 状 と す る 場 合 は , 転 倒 , 転 落 防 止 な ど の た め に 十 分 安 全 に 配 慮 し な け れ ば な ら な い 。 こ こ に 示 し た 数 値 は , 建 築 基 準 法 施 行 令 で 規 定 さ れ て い る 階 段 の け あ げ , 踏 面 の 寸 法 と 一 致 さ せ て い る 。

(2 ) し か し , 階 段 状 の 通 路 が あ ま り 長 い 場 合 は 転 倒 し た 場 合 の 被 害 が 大 き く な る の で , 高 低 差 3 メ ー ト ル 以 下 ご と に 横 通 路 等 を 設 置 す る こ と と し た 。 な お , 階 段 状 通 路 の こ う 配 が 5 分 の 1 以 下 と 十 分 ゆ る い 場 合 ( 図 - 8 ) 高 低 差 が 3 メ ー ト ル を 超 え て も よ い こ と と し た 。

≧ 85㎝ 程 度

≦ 17㎝

(31)

( 客 席 部 と 舞 台 部 と の 区 画 )

第 4 9 条 舞 台 の 床 面 積 の 合 計 が 1 0 0 平 方 メ ー ト ル を 超 え る 興 行 場 等 に お い て は , 客 席 部 と 舞 台 部 ( 花 道 そ の 他 こ れ に 類 す る も の を 除 く 。 以 下 同 じ 。) と の 境 界 に 区 画 ( 上 階 の 床 又 は 屋 根 裏 ま で 達 す る 耐 火 構 造 の 壁 で 区 画 す る と と も に , そ の 開 口 部 に 法 第 2 条 第 9 号 の 2 ロ に 規 定 す る 防 火 設 備 で 令 第 1 1 2 条 第 1 4 項 第 2 号 に 規 定 す る 構 造 で あ る も の 又 は こ れ と 同 等 以 上 の 防 火 性 能 を 有 す る と 認 め ら れ る 設 備 を 設 け た も の に 限 る 。 次 項 に お い て 同 じ 。) を 設 け な け れ ば な ら な い 。 た だ し , 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 場 合 は , こ の 限 り で な い 。

(1) 使 用 形 態 が 火 災 の 発 生 の お そ れ が な い と き 。

(2) 客 席 部 と 舞 台 部 と の 区 画 が 困 難 な 場 合 に お い て ,舞 台 上 部 に ス プ リ ン ク ラ ー 設 備( 開 放 型 ス プ リ ン ク ラ ー ヘ ッ ド を 設 け た も の に 限 る 。 次 項 に お い て 同 じ 。) 及 び 令 第 1 2 6 条 の 3 第 1 項 又 は 第 2 項 に 規 定 す る 構 造 を 有 す る 機 械 式 の 排 煙 設 備 ( 排 煙 機 に つ い て は , 1 分 間 に 舞 台 の 床 面 積 1 平 方 メ ー ト ル に つ き 2 立 方 メ ー ト ル 以 上 の 空 気 を 排 出 す る 能 力 を 有 す る も の に 限 る 。) を 設 け る と き 。

2 客 席 部 と 舞 台 部 と の 境 界 に 区 画 を 設 け た 場 合 に お い て , そ の 区 画 の 客 席 側 の 部 分 の 上 部 に ス プ リ ン ク ラ ー 設 備 を 設 け た と き は , そ の 部 分 に 床 面 積 1 0 0 平 方 メ ー ト ル 以 内 の 舞 台 を 設 け る こ と が で き る 。 こ の 場 合 に お い て , そ の 舞 台 の 部 分 に つ い て は , 前 項 の 規 定 は 適 用 し な い 。

3 舞 台 の 床 面 積 の 合 計 が 3 0 0 平 方 メ ー ト ル を 超 え る 興 行 場 等 に お い て は , 第 1 項 の 開 口 部 に 設 け る べ き 設 備 は , 特 定 防 火 設 備 で 令 第 1 1 2 条 第 1 4 項 第 2 号 に 規 定 す る 構 造 で あ る も の 又 は こ れ と 同 等 以 上 の 性 能 を 有 す る と 認 め ら れ る も の と す る 。

[ 解 説 ]

第 1 項 は , 舞 台 の 床 面 積 の 合 計 が 1 0 0 平 方 メ ー ト ル を 超 え る 興 行 場 等 は , 客 席 と 舞 台 部 と の 区 画 に つ い て , 床 ・ 壁 は 耐 火 構 造 と し 開 口 部 に つ い て は 防 火 設 備 ( 煙 感 知 器 と 連 動 し て 自 動 的 に 閉 鎖 す る 構 造 の 防 火 戸 及 び ド レ ン チ ャ ー ) 又 は 防 火 上 こ れ ら と 同 等 以 上 の 性 能 を 有 す る と 認 め ら れ る 設 備 の 設 置 を 定 め て い る 。 区 画 に 防 火 戸 の 設 置 が 困 難 な 場 合 , 舞 台 部 に ス プ リ ン ク ラ ー 設 備 及 び 機 械 式 の 排 煙 設 備 を 設 け る も の で あ る 。

第 2 項 は , 前 項 の 規 定 に よ る 区 画 を 設 け た 場 合 , 当 該 区 画 の 客 席 側 に ス プ リ ン ク ラ ー 設 備 を 設 け た と き は , 1 0 0 平 方 メ ー ト ル 以 内 の 舞 台 を 客 席 側 に 迫 り 出 し て 設 け て も よ い と し た 緩 和 規 定 で あ る 。

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